平成28年中野区議会(第3回定例会)本会議一般質問


○教育長(田辺裕子) 私からは、オリンピック・パラリンピック教育の取り組みとその効用についての御質問にお答えをいたします。
オリンピック・パラリンピック教育は、体力の向上やスポーツに対して関心・意欲の向上に加え、多文化理解や国際社会で貢献できるグローバル人材の育成を目的に行ってございます。各学校におきましては、教科等の学習内容等とオリンピック・パラリンピックとを関連づけて取り組んでいるところです。具体的には、アスリートを講師として招聘しての技術指導や努力することの大切さを学ぶ講演会、オリンピック・パラリンピック参加国の文化や歴史についての調べ学習、外国人との交流活動などがあり、各学校の実情やニーズに応じて行ってきております。御質問にもありましたように、全校での取り組みを始めたことしが1年目でございますが、子どもたちはスポーツへの関心・意欲の向上や目標に向かって根気強く取り組む姿、外国や外国語への関心の高まりが見られるようになってきております。
また、今後の展開でございますが、今後はオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、精神、スポーツ、文化、環境の四つのテーマを組み込んだ年次計画を作成し取り組んでまいります。小中連携の視点からも各中学校区単位で特色ある教育を展開していく予定です。また、オリンピック・パラリンピック大会終了後もこれらの取り組みの成果がレガシーとなってさらに発展していくよう推進してまいります。

8ページ目:「選挙管理委員会委員長江口済三郎氏答弁を掲載」