平成27年中野区議会(第4回定例会)本会議一般質問


【区長田中大輔登壇】

○区長(田中大輔) 加藤議員の御質問にお答えいたします。

防犯カメラの配置についてであります。平成20年度に補助制度を開始し、既に多くの防犯カメラが町会・自治会、商店街等によって設置され、中野区内の刑法犯認知件数は年々減少していることもあり、犯罪の抑止や安全・安心のまちづくりに寄与していると認識しております。今後も地域の実情に応じて必要な場所に配置が行われるよう、東京都や警察署等の関係機関とも連携しながら、防犯カメラの設置について対応をしてまいります。

防犯カメラの補助を拡充して維持経費についても対象にするべきではないかと、こういった御質問でありました。防犯カメラ等の整備補助制度は地域における防犯対策の向上を図ることを支援するために、防犯カメラ等の設置に対して補助をするものであります。現段階において維持経費の補助については検討をしておりません。

それから、防犯カメラの更新についてであります。設置から7年を経過し、かつ通常の修理では防犯設備としての機能を維持することができない状況となった場合には、更新にかかる経費の補助を行うことができるため、そのような防犯カメラには対応しているところであります。

Nakano Free Wi-Fiの今後の展開についてであります。先日行いましたNakano Free Wi-Fiを活用したスタンプラリー、これには400人近くの参加がありました。こうしたイベントを通じてNakano Free Wi-Fiが始まったということのPRと利用促進、これにはつながったと考えております。外国人観光客のWi-Fi利用も含め、今後は区民や来街者の利用もふえていくと見ており、区内における情報通信環境の整備が求められているところであります。今年度設置しました9カ所のアクセスポイントの利用状況や市場動向をとらえながら拡充に向けて検討してまいります。

また、民間店舗におけるNakano Free Wi-Fiの参画については、地域や観光情報の発信媒体となることに加え、誘客効果やサービス向上につながることを利点として働きかけるなど、商店街の協力を得ながら普及促進に努めてまいります。

にぎわいフェスタの経験を通じての中野四季の森公園拡張部の整備についての御質問でした。中野四季の森公園拡張部につきましては、さまざまなイベントに活用できる設備を設けた多目的広場として平成28年度に整備工事を行い、供用開始をする予定であります。なお、6,000平米ある拡張部分のうち、東側地下に1,500台収容の自転車駐車場を設置する予定となっております。

それから、民間イベントの誘導開催につきましては、区としてイベントを実施する際の各種補助金の活用方法や近隣に対する対応の情報提供等を通じて支援を行っているところであり、今後とも継続的に行っていく予定となっております。

次に、新しい区役所整備基本構想についてであります。税務署など他の行政機関との合築については、新しい区役所に必要な面積と想定される建築可能な規模、これを比較検討した結果、難しいと考えております。現在、新しい区役所整備基本構想(素案)を作成し、区民の御意見を伺ったところでありますが、今後区民サービスの向上や区民活動推進のための具体的な導入機能や建築計画などについてさらに検討を深め、基本計画の案を作成し区民の御意見を伺う予定であります。なお、その際には、建設の手法や導入機能のあり方についても、十分御理解いただけるよう工夫をしてお示しをしていきたいと考えております。

私からは以上です。

9ページ目:「都市基盤部長尾﨑孝氏答弁を掲載」