平成27年中野区議会(第4回定例会)本会議一般質問


5.都営川島町アパート跡地の活用について。

東京都の防災関連における先進事業である不燃化特区事業、弥生町三丁目周辺地区の防災まちづくりは、都営川島町アパート跡地を東京都から取得し、跡地周辺の用地買収を積極的に行い、また避難道路1号についても、道路計画を全権利者に対して個別説明を実施するなど、事業を着実に進めていると伺っております。しかし、都営川島町アパートの跡地は、今後具体的にどのように整備されるか、多くの地域の住民は知らないことが多いです。東京都のパイロット事業であります本プロジェクトは、今後の防災施策の方向性を問う試金石となり得ると考えます。ハード整備のみならず、地域住民が活発的に防災・減災活動に関われるソフト整備をして、地域全体の防災力を高める必要があると考えます。そのためにも、跡地に計画しているという防災公園を備えた公園では、地区の中でも貴重な公園となりますので先進的な整備を期待します。地域住民と十分協議し、防災会のみならず、商店街や親子グループが積極的に防災訓練等に活用できるよう、不燃化特区にふさわしい、防災において先進性ある公園を整備していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。

例えば、先日、平山議員の一般質問にありましたシティチャージ、つまり携帯電話の非常用充電が可能なソーラー照明設備や、地下タンク内の水が循環し続けて常に新鮮な水が確保される災害時の給水ステーション、また防災井戸、防火水槽、防災備蓄倉庫、かまどベンチなどあらゆるメニューを検討していただきたいと考えます。

また、災害時に拠点となるようハード・ソフトの両輪がうまくかみ合う理想的な防災地域を創造するのはいかがでしょうか。区のこの防災公園の今後の整備方針についてお伺いし、この項の質問を終わります。

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