平成28年中野区議会(第1回定例会)予算特別委員会総括質疑


次に、跡地に整備される公園についてお伺いします。

前回、私の一般質問におきましても、川島アパート跡地に整備する公園には、先進的な防災機能を持った公園にしてほしいと要望いたしました。首都直下型地震の発生の切迫性に鑑みると、この公園は大変貴重な施設になります。地域住民の意見を聞いて、そうした防災公園にしてほしいと考えております。しかし、公園ができても、災害時に実践的に活用できなければ意味がありません。例えば、かまどベンチが公園に整備できるとして、地域の皆さん同士で防災訓練を兼ねた炊き出しや餅つき大会など、ふだんからの地域の行事を通じて防災設備や設備器具が活用できるようにしていくことが大変重要だと考えております。弥生町地域のイベントでは、まきを使った本格的な炊き出しなどもやっておりますので、そういったことができる土壌があると考えております。そうした日常的な啓発や訓練の場として積極的に利用される公園になるよう取り組んでほしいと思いますが、どのようにお考えですか。

○鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 地域の防災力向上のためには、ふだんの地域活動とあわせまして、防災資機材の取り扱い訓練を行うことは効果的と考えております。この公園を使って地域の行事が行われる際には、防災資機材の取り扱い訓練などもあわせて行っていくよう進めていくことを考えております。

○加藤委員 川島アパート跡地が、昨年中野区が東京都から買い取って、不燃化特区に関連していない住民からしてみると、ずっと空き地の状態なので、農地解放してくれといった声もあったりするような話もあるし。ずっとあいているので、そういうふうに言う方もいて、何でほったらかしなんだと言う方もいます。事業のスケジュールから、そういったことが不可能なのはわかるんですが、住民からしてみれば、中野区はずっと何にもやっていないんじゃないかというふうに思う方もいらっしゃるということなので、手間かとは思いますが、この不燃化事業特区に関連していない住民の方々、弥生町全体のまちづくりがどのように進んでいるかということを常に説明していただきたいと思います。それを最後の要望としまして、本項に関する質問を終わります。

ここで全ての質問を終わります。ありがとうございました。

○若林委員長 以上で加藤たくま委員の質疑を終了します。