三つ目の弥生町の防災まちづくりについて質問させていただきます。

弥生町三丁目周辺地区では、URと共同による都営川島アパート跡地の取得や、避難道路3本を優先的に整備する計画など、事業を着実に進めているということですが、地域の方々は住居という生きていくための絶対基盤が揺らぎかねないということで、不安に感じている方々の声をよく聞きます。それは全体的な進捗状況、スケジュール感がわからないというのがその一因だと考えております。

そこで伺いますが、都営川島アパート跡地を通る2本の避難道路や南台一・二丁目の広域避難場所に至る避難道路1号など、3本の避難道路について事業に先行的に着手するなどしているということですが、その進捗状況について伺います。また、特に事業が先行する川島アパート跡地を通る避難道路5号、6号の用地取得の進捗状況はいかがでしょうか。

○安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 都営川島町跡地に計画する南北の避難道路5号及び東西を通る避難道路6号につきましては、昨年度から権利者との用地折衝をはじめ、都営川島町跡地の取得とともに、跡地に隣接する権利者との用地取得が完了しており、既に建物の除却が進んでいるところです。これにより、来年度は都営川島町跡地への避難道路等の整備が可能となっている状況でございます。なお、避難道路1号につきましては、用地の買収に着手したところでございます。

○加藤委員 権利者の中には、この場所から引っ越したくないと思っている方も多くいらっしゃいます。こうした方々に丁寧な事業内容の説明と権利者自身の立場に立った生活再建の相談など、その辺の体制についてお伺いします。

○安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 特に川島町商店街から方南通りに抜ける避難道路1号につきましては、道路法に基づき幅員6メーターの区域決定など、丁寧に全権利者に対して説明しているところです。本事業の着手に先立ちましては、各権利者とは事業担当が数回にわたり事業の説明を行うとともに、道路用地担当とも連携協力して、用地折衝において生活再建上の相談等を含め、丁寧に対応しているところでございます。

○加藤委員 避難道路1号沿道には非常に多くの権利者がおり、皆さんがいつ買収されるのか、補償を受けて生活再建がちゃんとできるのか、大変不安に思っている方が多いです。道路用地買収や建物補償等は本年度都市基盤部に新設された道路用地担当が主に担っていると伺っておりますが、現在の体制としてそれが十分なのか。何か、言ったスケジュール感がちゃんとできていないような感があるという方もおります。今後、西武新宿線の都市計画道路の用地買収も予定されていますが、その辺が大丈夫なのか、お伺いしたいと思います。

○松原都市基盤部副参事(道路用地担当) 現在、道路用地担当では、土地の評価、補償算定、権利者折衝、契約締結といった事務を行っております。関係権利者の皆様に対しましては、弥生町まちづくり担当や西武新宿線沿線まちづくり担当などと密接に連携をとって、権利者との信頼関係を築きながら進めているところでございます。来年度以降予定されております大規模で継続的な用地買収に対しましては、用地業務に精通いたしましたまちづくり専門員のもとでのOJT、それから、用地買収の研修派遣によって体制づくりを図ってきているところでございます。今後とも引き続き一層のスキルアップと体制の強化に努めてまいりたい、このように考えております。

○加藤委員 道路整備事業は、一旦事業着手しましたら、公表した計画に従って適切に進める必要があります。権利者の方々は自分の将来設計や生活再建について必死に考えています。いつ買収されるかわからないまま放置されることは、地域全体にとっても不安となります。例えば、聞く話では、壊れた家具が家の中にあって、買いかえたいんだけど、新しい住宅に引っ越す可能性を考えて買いかえられないと、そんなささいなことでもフラストレーションがたまるような生活になっております。事業担当者と道路用地担当者が密接に協力し、権利者の立場や心情を十分理解した対応が必要です。そのために、さらなる体制の強化を要望いたします。

続きまして、都営川島アパート跡地について、来年度からURによる代替地整備とともに、区による避難道路や公園の整備を行うと聞いております。現在、跡地の中にも一般の方が通行できる道路がありますが、工事中は通行できなくなってしまうのか、お伺いいたします。

○安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 跡地内の道路整備でございますが、平成28年度の夏ごろより避難道路5号と避難道路6号につきまして、仮整備に着手する予定でございます。年度末の交通開放を予定しております。工事期間中は一時的な制限を除き、既存の位置指定道路の通行を確保しながら、跡地内の工事を進めることとしてございます。年度末の交通開放後にUR都市機構による代替地整備を行うこととしており、それに伴い、現在、跡地を斜めに横断する位置指定の箇所ですけども、この道路を閉鎖する予定でございます。

なお、これらについては、この3月中に周辺住民に対し事業説明会を行い、また、工事着手前に具体的な作業内容や行程について説明会を開催するとともに、チラシ等で周知を図ってまいります。

○加藤委員 川島アパート跡地には、URが権利用代替地を整備すると聞いておりますが、避難道路の整備に伴って引っ越しを余儀なくされる方々の中に、アパートにお住まいの高齢者なども多くいます。そうした方々のために共同住宅もあったらよいと思います。できれば、その共同住宅に地域の方々が災害時等に利用できるコミュニティスペースや集会所があればいいと思っております。その辺はURとともにぜひ検討していただければと思います。

10ページ目:「跡地に整備される公園について」